悪の教典 上 下

悪の教典〈上〉 (文春文庫)

悪の教典〈上〉 (文春文庫)

悪の教典〈下〉 (文春文庫)

悪の教典〈下〉 (文春文庫)


あらすじ(引用)
晨光学院町田高校の英語教師、蓮実聖司はルックスの良さと爽やかな弁舌で、生徒はもちろん、同僚やPTAから信頼され彼らを虜にしていた。そんな〝どこから見ても良い教師〟は、実は邪魔者は躊躇いなく排除する共感性欠如の殺人鬼だった。少年期、両親から始まり、周囲の人間をたいした理由もなく次々と殺害してきたサイコパス。美形の女生徒をひそかに情婦とし、同僚の弱みを握って脅迫し、〝モリタート〟の口笛を吹きながら、放火に殺人にと犯行を重ねてゆく。 

社会から隔絶され、性善説に基づくシステムである学校に、サイコパスが紛れこんだとき――。ピカレスクロマンの輝きを秘めた戦慄のサイコホラー傑作長編。 




映画化されており、気になっていたので、今更だけど読んでみました!

主人公、蓮実聖司のキャラクターが本当に魅力的!爽やかな見た目と、相手の心を摑む見事なしゃべり。その裏に隠された凶悪な顔にゾクゾクが止まらない。程よいサイコパス☺️

次はどんな、人間とは思えない非道なことをしてくれるのか、と楽しみながら一気に読んでしまった。
改めて、人から信頼されることは、大事だと思った。

サイコパスが好きな人にオススメ!