ミッキーマウスの憂鬱

ミッキーマウスの憂鬱 (新潮文庫)

ミッキーマウスの憂鬱 (新潮文庫)


あらすじ引用
東京ディズニーランドでアルバイトすることになった21歳の若者。友情、トラブル、恋愛…。様々な出来事を通じ、裏方の意義や誇りに目覚めていく。秘密のベールに包まれた巨大テーマパークの“バックステージ”を描いた、史上初のディズニーランド青春成長小説


ディズニーの裏側は、こんな風になってるんだ!と思いながら、スラスラと読めた。
面白くて、クスリと笑ってしまった。
最後は良い終わり方で、清々しい気持ちになり、まだ読もうかなって思った。

最後のトリック

最後のトリック (河出文庫)

最後のトリック (河出文庫)


あらすじ(引用)
「読者が犯人」というミステリー界最後の不可能トリックのアイディアを、二億円で買ってほしい―スランプ中の作家のもとに、香坂誠一なる人物から届いた謎の手紙。不信感を拭えない作家に男は、これは「命と引き換えにしても惜しくない」ほどのものなのだと切々と訴えるのだが…ラストに驚愕必至!


読者が犯人という帯に惹かれて買った本。
トリック自体は、たしかに読者が犯人になるが、なんだか納得できない。
こういうのもアリだけど、もう少し現実的なものが、よかった🤔

私は、トリックよりも、研究者の研究の方が面白く感じた。
好き嫌いが、わかれるトリックだと思う!

女王はかえらない

【2015年・第13回『このミステリーがすごい!大賞』大賞受賞作】女王はかえらない (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)

【2015年・第13回『このミステリーがすごい!大賞』大賞受賞作】女王はかえらない (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)


あらすじ(引用)
片田舎の小学校に、東京から美しい転校生・エリカがやってきた。 
エリカは、クラスの“女王"として君臨していたマキの座を脅かすようになり、 
クラスメイトたちを巻き込んで、教室内で激しい権力闘争を引き起こす。 
スクール・カーストのパワーバランスは崩れ、物語は背筋も凍る、驚愕の展開に――。 
伏線が張り巡らされた、少女たちの残酷で切実な学園ミステリー。


子供は残酷だと思った。そして、大人になるにつれて、その残酷さを忘れてしまう。

大人は、子供のことを、子供の世界のすべてを理解しているつもりでも、本当は全然理解できていないと思った。いい子に見えても、それは偽りの姿なのかもしれない。

読み終わり、自分の子供時代は、どんな感じだったかな、と考えた。
だけど、あまり思い出せなかった(●´⌓`●)

悪の教典 上 下

悪の教典〈上〉 (文春文庫)

悪の教典〈上〉 (文春文庫)

悪の教典〈下〉 (文春文庫)

悪の教典〈下〉 (文春文庫)


あらすじ(引用)
晨光学院町田高校の英語教師、蓮実聖司はルックスの良さと爽やかな弁舌で、生徒はもちろん、同僚やPTAから信頼され彼らを虜にしていた。そんな〝どこから見ても良い教師〟は、実は邪魔者は躊躇いなく排除する共感性欠如の殺人鬼だった。少年期、両親から始まり、周囲の人間をたいした理由もなく次々と殺害してきたサイコパス。美形の女生徒をひそかに情婦とし、同僚の弱みを握って脅迫し、〝モリタート〟の口笛を吹きながら、放火に殺人にと犯行を重ねてゆく。 

社会から隔絶され、性善説に基づくシステムである学校に、サイコパスが紛れこんだとき――。ピカレスクロマンの輝きを秘めた戦慄のサイコホラー傑作長編。 




映画化されており、気になっていたので、今更だけど読んでみました!

主人公、蓮実聖司のキャラクターが本当に魅力的!爽やかな見た目と、相手の心を摑む見事なしゃべり。その裏に隠された凶悪な顔にゾクゾクが止まらない。程よいサイコパス☺️

次はどんな、人間とは思えない非道なことをしてくれるのか、と楽しみながら一気に読んでしまった。
改めて、人から信頼されることは、大事だと思った。

サイコパスが好きな人にオススメ!